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HOW TO BUILD 西園美魚 その4

その3へ戻る

今回は大型連休中に実施したシリコーンゴムの型取りと、
レジン複製について記述します。

11.中子(なかご)の作製
シリコーンゴムの2面型を用いての複製を想定した場合、
深い陥没部を持つパーツはそのまま2面型を作ると
脱型が困難になることが予想されるため、
陥没部のみシリコーン型が分離できるように、中子型を作製します。
今回は胴体部の首が入る部分と下半身との接続部に中子を設けました。
【手順】
陥没部の周囲に油粘土で土手を作る(壺状にする)

シリコーンゴムを流す(硬化前にエアーを吹き付けて気泡を潰す)

油粘土を除去し、中子の表面を凸凹にしておく(2面型のダボになるようにする)

中子型を設けた胴体部のパーツです。
中子は胴体部のパーツにくっつけたまま、次工程の粘土埋めを行います。
IMG_2360.jpg

12.粘土埋め
油粘土を平らに伸ばし、型枠を当ててパーツの配置を決めます。
【パーツ配置のポイント】
①レジンが流れやすいか(流れにくい配置だと気泡や欠けの要因になる)
②コストパフォーマンス
 (パーツの厚さが同程度のものを1つの型にまとめると、シリコーンゴムの消費量を抑えられる)

配置が決まったらパーツの約半分を粘土に埋めます。
パーツの露出する部分の境界線が、型のパーティングラインになるため、
油粘土とパーツ,型枠の境界線は特に丁寧に処理します。
【粘土埋めのポイント】
①パーツのディテールが少ないところにパーティングラインを持ってくる
②脱型のしやすさを考慮してパーティングラインを決める
③パーツに付着した粘土は全て除去する

パーツに配置が終わったら、粘土の空きスペースにプラ棒などで凹みをつけます。
これが2面型のダボになり、凹凸が噛み合って型ズレが起こりにくくなります。

今回作成した型の粘土埋めしたものです。
いわゆるアンダーゲート型ですが、ランナーの一部に足のパーツを配置しています。
IMG_2353.jpg

13.シリコーンゴム型作成
【手順】
油粘土と、中子の表面にシリコーンバリアーを塗ります。

シリコーンゴムを計量して硬化材を入れ、充分攪拌したら、
細い線を引くように型に流し込みます。(一気にドバっと流すのはダメ)
パーツの表層全体を薄皮が覆う程度まで流したら、
エアブラシでエアーを吹き付けて気泡を潰します。
(気泡を潰すとディテールが型にしっかり転写されます)
IMG_2354.jpg
IMG_2355.jpg

表層の気泡が無くなったら、残りのシリコーンゴムを流します。
この時点では多少勢いよく流しても問題ありません。
流し終えたら、型を平らな場所に放置して硬化を待ちます。

シリコーンゴムが硬化したら型を裏返して油粘土を除去します。
原型は半分シリコーンゴムに埋まったまま、外さないように気をつけて作業します。
木のヘラや爪楊枝を使用すると、原型を傷つけずに粘土を除去できます。
IMG_2356.jpg

シリコーンゴムの半面にシリコーンバリアーを塗り、残りの半面にもシリコーンゴムを流します。
流し方は最初の半面と同様です。
残り半面のシリコーンゴムも硬化したら、型枠を外してシリコーンゴム型を取り出し、
型を2つに割って原型のパーツを取り出します。
型を割る際には、力任せにやるとゴム型がちぎれてしまうので、外側4面から少しずつ力を加えていきます。
IMG_2362.jpg
IMG_2361.jpg

ゴム型のパーツとパーツの空間をナイフや彫刻刀で切り抜いてつなぎ、レジンの流路を確保します。

14.レジン注型
【手順】
ゴム型の彫刻がある面にシリコーンスプレー(離型材)を吹き付けてから型を閉じ、
当て板をしてから全体に輪ゴムを掛けたら、
当て板の中央付近をハンドクランプや布団ばさみで押さえます。
IMG_2363.jpg

レジンのA液とB液を計量して混ぜ合わせ、型に流し込んで硬化を待ちます。

レジンが硬化したら型を割り、レジンの流れ具合を確認します。
(一発目の流しはテストショットと称する)
IMG_2364.jpg
IMG_2365.jpg
流れの悪い箇所や気泡が溜まりやすい箇所があればこの時点で確認し、
パーツを取り出した後に型を修正します。(ランナーの拡張や湯逃げの追加)
胴体部のパーツは中子を付けたまま2面型から外し、最後に中子を外します。

2回目以降のレジン流しで充分改善されれば、
必要回数注型して、パーツを確保します。

15.レジンパーツの組立
ここからはガレキイベント等で購入できる手流しレジンキット(ガレージキット)の製作と同じ手順をたどることになります。
【手順】
全パーツを洗浄し、離型材を落とす。

パーツに付いている余分な湯口を除去する。

パーツの気泡はパテで埋め、欠損部はレジン片やパテで復元します。

パーツの接合部に軸射ちし、真鍮線を通して仮組みします。
(部品の接合線を消さなくても良い部分は、分解できるようにしておく)
IMG_1049.jpg
仮組みまで完了した状態です。
スカートの前後を接着して一体化した以外は、原型と同様のパーツに分解できるようにしてあります。
(この後塗装する際に、パーツ毎に行う方が塗り分けが楽です。)

次回は表面処理と塗装を行います。

その5へ続く
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